8年越しの花嫁 奇跡の実話

実際に岡山県で実在しているカップルに訪れた奇跡の実話をベースに、映画化されたのが「8年越しの花嫁 奇跡の実話」です。こんなにロマンチックな恋愛があるの!?と映画が上映されてから一気に話題になりました。記憶障害になってしまった相手をどこまで待ち続けることができるのか、人を愛することの大切さを実感できる映画です。

主役や他のキャストについて


主人公の西澤尚志を演じたのは、若手でも絶大な演技力に定評のある「佐藤健」さんです。役どころによって見せる演技が素晴らしい俳優さんです。本作では昏睡状態になってしまったヒロインをいつまでも思い続ける一途な役どころを演じます。目力もある俳優さんなので映画が生えます。そのヒロイン役、麻衣を演じたのが「土屋太鳳」さんです。

今やCMや映画・ドラマでも引っ張りだこの彼女ですが、クールビュティーな外見と可愛らしい声が印象的な女優さんです。その脇役を務めるのが「北村一輝」さん「浜野謙太」さん「中村ゆり」さんなどのベテラン勢です。

あらすじや見どころ


結婚式を3ヶ月後に控えていた尚志と麻衣でしたが、麻衣が病に倒れて昏睡状態になってしまいます。麻衣の両親からも尚志の将来を心配して他の女性を探すように諭すものの、彼女の側から離れることをせず目がさめるのを待ち続けます。

その後麻衣が目を冷ましますが、記憶障害になっていて尚志を見ても婚約者であったことがわかりません。その姿にショックを隠せないながらも何度も病室を通い麻衣に思い出してもらえるように頑張る尚志でしたが…。

昏睡状態の間もつきっきりで彼女の側にいた尚志が目がさめた麻衣が記憶障害であることを知り、困惑しながらも必死に彼女を思い行動する姿に感動します。でも記憶障害であることが怖く、なかなか受け入れることのできない麻衣。お互いの気持の交差や、それに関係している周りの家族の思いなど、実話をベースにしているからこそより感動できる映画です。

映画の広告には「意識の戻らない恋人をあなたは何年待てますか」とあるように、純愛をテーマにしているからこそ、温かい気持ちになること間違いなしです。

主題歌のタイトルや歌手は?


8年越しの花嫁 奇跡の実話の主題歌は、バラード曲を歌わせたら右に出るものはいないともいわれるback numberの13ヶ月ぶりのニュ-シングル「瞬き」です。楽曲を提供したback numberのコメントとして、奇跡や運命と聞くとひとまず、やたらキラキラしていて触れない位美しいものをイメージしてしまいがちですが、本当はもっと泥くさくて汗くさくて実はもっとそばにあるものなのかもしれないと話していました。

Back numberならではの強いこだわりを感じる楽曲です。主人公の佐藤健さんも尚志さんの歌だと絶賛しています。主人公も絶賛するほどの映画に近い歌詞といえるのではないでしょうか。

ロケ地はどこ?


岡山市に実在する夫婦を描いており、実際のロケも岡山市や倉敷市などを中心に行われています。監督の意向もあり実際に起きた事を映像化するにあたってその土地の空気感を大切にしたいという思いがありました。そのためできるだけその土地にての撮影にこだわったそうです。

例えば麻衣が意識不明になった入院先のロケ地として選ばれたのは岡山市にある「岡山西大寺病院」の分院です。大きな病院ですが実際に映画の撮影で薬師丸ひろ子さんがいらしているのを見かけた人もいるそうです。他にも麻衣の病院に向かう為の道は京橋の市街地で撮影されています。レトロな雰囲気なのが映画の味をより引き出しているといえるのではないでしょうか。

また尚志と麻衣がはじめて言葉を交わした商店街は、市内でも最も古いと言われている「表町商店街」になり、昔ながらの趣のある佇まいが印象的です。その商店街の近くを走っている路面電車、岡山電気軌道東山本線の停留所付近でもよく撮影が行われていたそうです。

ちなみに2人が出会った合コンに使われたお店は商店街のなかにある「タナタナ」でし。サムギョプサルが人気で若者を中心に賑わっています。岡山では知らない人はいないほどのお店です。

地元の人達にとっても「あ、ここ見たことがある」が多い映画だったのではないでしょうか。

原作はあるの?


2015年に「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」を中原尚志さんと麻衣さんが共同で主婦の友より出版しました。ノンフィクション書籍になり、映画のあとにはコミックのノベライズ化も決定しました。そもそも8年越しの花嫁 奇跡の実話を知ったのが、フジテレビのドキュメンタリー番組「奇跡体験!アンビリーバボー」だったのではないでしょうか。そこで一気に話題になり知名度が高くなった映画でもあります。

出演者の演技・衣装について


主演が佐藤健さん、土屋太鳳さんだけあって演技力も抜群です。実話を基にしているだけあり、演技派の俳優さん、女優さんが選ばれたのではないでしょうか。母親役の薬師丸ひろ子さんもプロの女優さんですし、子どもを思いながらも辛い発言をしなくてはいけない立場を見事に演じきっています。

ラストや映画全体の考察・解釈


8年も意識不明や記憶障害になってしまった花嫁を待てるのか?と考えたときに現実はそうもいかないのではないでしょうか。目が覚めるかもわからない新婦を待ち続け物語のラストではもともと挙げるはずだった結婚式場で、ようやく結婚することができました。それまでに一度離れ別々の道を進んだりしながらお互いを思いあう心、正確には尚志が一生懸命待ち続けた思いが心を打たれる物語といえるのではないでしょうか。

監督は誰で、他にどんな作品を作っているか


演出家でもあり俳優としても活躍した「瀬々敬久」さんです。映画やオリジナルビデオ・テレビなどのたくさんの分野で活躍しています。映画では愛するとき、愛されるときやアントキノイノチ、友罪などの話題作を次々に生み出しています。受賞歴も多い才能豊かな監督です。

8年越しの花嫁 奇跡の実話は、本当にあった話だからこそ心を打つ感動があると思います。目が覚めない恋人をいつまで思い続けることができるのか?なかなか難しい問題ですし、現実の尚志・麻衣さんの奇跡の物語をあなたも体感してくださいね。