抱きしめたい 真実の物語

主役・キャストについて

本作の主人公である山本つかさ役を演じるのは「北川景子」さんです。高校生のときにあった交通事故が原因で左半身が麻痺になてしまい、記憶障害などの後遺症を持ちながらも前向きで明るく生きる役でもあります。

その相手になる小柳雅己ことまーさんを演じているのが「錦戸亮」さんです。そのまーさんの同僚に「上地雄輔」さん、つかさの昔からの友人に「平山あや」さんなど誰もが知っている有名な俳優・女優さんが出演しています。また今人気の「窪田正孝」さんや「斎藤工」さんなども出演しているので探してみてください。

あらすじ

この映画は実話に基づく純愛物語です。キャッチコピーは「この幸せは永遠だと思っていた」とあるように、物語の中半から後半に物語が一気に展開していきます。活発でスポーツが得意で前向きな女性であるつかさは、高校時代の事故が下人で左半身が付随になってしまいます。記憶障害もあり長時間記憶しておくことができず、覚えてもすぐに忘れてしまいます。そんなつかさが出会ったのは、平凡なタクシードライバーである雅己です。お互いは自然に恋に落ち結婚を決意します。その後つかさのお腹の中には小さな命がやどり、幸せ真っ只中だった2人に試練が待ち受けていました…。

途中までは純愛映画のようにキュンキュンしますが、最後の最後で急展開が待っています。正直この結末に衝撃を受けてしまう人もいると思いますが、雅己の言葉に考えさせられることがたくさんあると思います。愛とはなんなのか?を考えさせてくれるはずです。

主題歌のタイトル・歌手について

安室奈美恵さんの「TSUKI」が主題歌です。映画をイメージして描き下ろしたものになり、スローナンバーの曲調が、優しく包み込んでくれるような気持ちになります。映画を通して感じる温かさを歌詞や曲調で表現しています。安室奈美恵さんも「月のように、誰かの道をそっと照らす強さや優しさを歌いました。この映画の温かさを伝えるお手伝いができれば嬉しいです」と述べています。TSUKIの歌詞を見るとサビが映画とリンクしてしまい、涙なくして聞けなくなってしまいます。悲しさのなかで前に進んで行こうとしている主人公を感じさせる歌詞に注目してくださいね。

ロケ地は?

抱きしめたい -真実の物語-は北海道の北見と網走市がメインで撮影されました。当時度々目撃情報があり、どんな作品の撮影をしているのか話題になりました。北川景子や錦戸亮さんなどどちらも有名な方なので、目立ちますよね。

例えばつかさと雅己が一緒に食事をするシーンで「トロッコ」と呼ばれるお店があるのに気付きましたか。これは藻琴駅にある飲食店にあります。小さなお店になりますが、実際に食べていたのは田舎カレーだと言われています。シンプルなカレーに卵が乗ったものになり、実際にメニューがあるのでつかさと雅己になった気分で食べてみてもいいかもしれません。

また一緒に生活をはじめてからのシーンでつかさにかけよる雅己のシーンで映る建物ですが、オホーツク総合病院の近くにある「リバティハピネス」という建物だそうです。洋風の可愛らしい外観が印象的な建物です。実際に人が住んでいると思うので中には入れないと思いますが、再現シーンなどで使われる場所なのですぐにわかると思います。

他にも2人で車に乗っているシーンは「感動の怪」と呼ばれる場所だったり、北見や網走などおあちこちで撮影されていたのが見つかっています。他にも北見のゼビオにもいて撮影をしていたそうなのですが、マナーが悪かったこともあり問題になってしまっていたのだとか…。

映画のロケ地情報は少なかったのですが、実際に北見や網走に訪れて見ると「あ、ここ!」と思える場所があるはずです。ちなみにエキストラの募集には数千人もの応募が集まったそうですよ。映画のロケ地にぜひ足を運んでみてくださいね。

原作は?

この作品はHBC北海道放送のドキュメンタリー番組「記憶障害の花嫁」が原作となっています。これはメモリアルエディションの特典になっていたものです。6年にも渡る密着取材によって構成されたものになるので、もしこの映画を見るのであれば実話の方も一緒に見て欲しいと思います。「第36回JNNネットワーク協議会賞」を受賞するなど多くの人からも評価されています。映画化が決まってからノベライズ本も発売されており文庫本が出ています。映画を忠実に文章にまとめたものになるので、見直したい人にもおすすめです。

出演者の演技・衣装など

出演者の演技レベルは十分に満足できるはずです。左半身麻痺になっても前向きに生きる、ポジティブな女性は北川景子さんだからこそ演じられるものです。ドラマや映画に数多く出演している演技力にも定評のある女優さんなので、安心して見ていられます。また錦戸亮さんも演技力がありますし、W主演ならではの実力派でいて美男美女だからこその組み合わせがいいですね。

ラストや映画全体の考察・解釈

ラストについてはネタバレしてもいいと思える方だけ読み進めてください。急展開になるので、びっくりする方もいると思います。

2人の結婚を両親に認めてもらい、生まれてくることもの名前を「和実」と決めます。その後、雅己がきれいな女性と一緒に喫茶店にいる姿を見てしまい、喧嘩になりますが2人で一緒に住む物件を探しているだけだと知り一安心します。無事に結婚式を挙げて出産の当日を迎え、出産します。

みんなに祝福され幸せなひとときを過ごす2人でしたが、つかさの容態が急変してしまい天国に旅立ちます。その5年後、和実と雅己が話をしているシーンになります。雅実にとっては自分と出会ったことでつかさがなくなってしまったという考えは消えないものの、生きていくことを何度も決意していきます。このシーンはとにかく泣けます。

一気に物語が展開していくのであんなに幸せだったのになくなってしまうのか…と思うと後悔してしまう雅己の気持ちも十分に理解できます。実話だからこそ悲しい部分も多いのですが純粋に愛した相手と結ばれたことが何よりもの幸せであると考えさせられます。前向きに強く生きるつかささんに元気をもらえる映画です。

監督は誰で、他にどんな作品を作っているか

塩田 明彦監督になり映画監督でもあり脚本・評論家・教師などの多方面で活躍しています。2003年の「黄泉がえり」、2005年の「この胸いっぱいの愛を」、2007年の「どろろ」などの監督をしています。他にもたくさんの監督作品があり、自主映画やオリジナルビデオなども行っています。

2019年の初夏には「さよならくちびる」が全国で上映されます。小松菜奈さや、門脇麦さん、成田凌さんなどの若手個性派俳優さんがたくさん登場するので、今から注目度の高い映画だと言われています。監督してこれからの活躍すること間違いなしです。

抱きしめたい -真実の物語-はただの涙を流す感動の映画と思いきや、違った面で展開していく予想を裏切られる結果が待っています。主演の実力も確かなものになりますし、最後まで目が話せません。もしただの純愛だけでなく考えさせられる映画が観たい!美男美女を楽しみたい人には特におすすめです。安室奈美恵さんの主題歌にも注目すると、より物語に感情移入できるはずですよ。丁寧に作られていて感動できること間違い無しのおすすめの映画です。